胴幅8.3×高4cm 重量:134g 内容量:30cc(約6分目)
付属品⇒作家の箱書つき桐箱(四方桟) 陶暦(しおり) 布
この商品の焼け肌⇒ 胡麻
窯の焚き口の近くの床に寝かせて置かれ、灰に埋もれて焼かれた変化のある焼け上がりのものを窯変といいます。 激しい温度変化によってくっつきや破損、変形が多くなかなか取れない貴重な焼け肌です。 一回の窯で取れる量が少ないため高価です。
稲わらを巻き大きな甕やサヤの中に入れて焼成すると、稲わらの成分と土の成分が化学変化をおこし緋色に発色します。 緋色の襷をかけたように見えるので緋襷と呼ばれています。 白い肌に小豆色に近い濃厚な発色の緋襷は一回の窯で取れないこともあり非常に高価です。
灰に埋もれた部分が還元焼成され、青灰色に発色します。 窯の内部、部屋と部屋の間の桟に置かれたものに多く取れたので桟切と呼ばれています。 一般的によく見かける備前焼は、炭桟切と呼ばれる桟切を狙ってとる焼け上がりです。
焼成時に降りかかった灰が高温により溶けて、釉薬化したものです。 擂った胡麻を振りかけたように見えるので、胡麻と呼ばれています。 白や黄、緑などいろいろな色があります。
緋襷を取る要領で稲わらを巻き、鞘につめて還元焼成すると青い色合いの緋襷が取れます。 還元焼成の様々な条件により、まれに金色に発色したりします。 また、専用の小窯で食塩を使って青備前を取る方法もあります。 食塩を窯に投入すると内部が還元焼成となり青灰色に発色します。 投入した食塩は透明釉として表面に付着しガラスのように滑らかになります。
窯詰めを効率的に使うために器同士を重ねて置いた部分が、牡丹餅を置いたように丸く変化したものです。 皿や鉢を重ねることで効率よく焼く為、食器に多く見られる焼け肌です。
乾燥・焼成時の粘土の収縮によって内部の石が表面に出てきたもので、石かみとも呼ばれます。 石がはぜた素朴な質感が、見ごたえのある景色としてとても珍重されています。
荒々しい土の質感と自然釉の景色が愉しめる礫ぐい呑。細川さんの礫(れき)シリーズの作品になります。亀裂の入ったゴツゴツとした土の質感に自然釉が流れ込みとても綺麗です。普段使いにいかがでしょうか。
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